top of page
Acupuncturist

Acupuncturist 

<針師・灸師としてのスタートはいつなのだろうか>

 もともと私はヒーラー一家に生まれたのですが、少し前までは、家業を継ぐことになるとは思ってもいませんでした。祖父母や両親、伯父や叔母の治療家としての技術が多彩であることは幼い頃から知ってはいたものの、私自身の歩む道としては考えていなかったのです。私はずっと音楽の中でのみ生きることを信じて疑わなかったし、治療家としての自分を想像することもなかった。

 しかし祖父も祖母も、「貴子は継ぐ」と言っていたらしいです。私がサロンを開業した後に聞きました。

 祖父は治療家であり、神主であり、「九州無外流」という居合道の流派を確立した総合的なマーシャルアーティストでしたが、神主も道場(居合道)も、女である私には継げないと思いますので、治療家としての道を残してくれた祖父には本当に感謝しかありません。

  同じ三代目として、私の従兄弟も福岡で治療家を生業としています。あまり会う機会はありませんが、彼の治療家としてのキャリアと活躍は耳にしており、今日も頑張っているだろうな…と思っています。

 鍼の資格を取ったきっかけは、ダンスを教えていた関係で体について正しい知識を学びたいと思ったからで(両親の薦めもあり)

完全に成り行きだったのですが、色んな道が繋がって、ダンサーとして治療家として道が集約されたのは光栄なことでした。

資格を取るには訓練施設である学校に3年間通うわけですが、新しいことを覚えるというのは少なからずストレスになります。(私がダンスを生徒さんたちにお教えする時は、なるべくストレスのないように心がけていますが…)今思えば、ちょっと大変だったかもしれません。勉強の内容よりも、毎日決まった時間に同じ場所に行くという今までにない行動に順応することが。

<針師になってから>

 2018年 鍼灸師の国家試験の合格通知の葉書が届いたのは誕生日の朝だった。(実際はその前にインターネットの合格発表で結果は分かっていますが。)1番に師匠に会いにいき、合格を伝えたところ

 「おめでとう。じゃ、今から私を治療して下さい」と、杉山先生はベッドに横になった。

 「え!今からですか!何の準備もしてないですけど…!」

 「こういうことはね、急にくるものなんですよ。」

というわけで、私の初めての患者さんは師匠でした。

鍼を数本打った時に先生は「あなた、開業しなさいよ。自分の院を持ちなさい」と仰いました。

 その時は開業なんてまだまだ先のこと…と思っていましたが、それから1年9ヶ月後の2019年、

たくさんのご縁に恵まれたお陰で鍼灸サロンを開院させていただく運びとなりました。

(現在は渋谷鍼療院として再度2025年に開院)

​<私の治療法>

 私の師匠である杉山元一氏の考案した鍼治療と 私の祖父の鍼治療は方法が一致しており、私の鍼の技術は主に二人から授かったものです。祖父の手は幼い頃から目の前で見ていました。大学の時に、祖父の整体の講習会に参加しました。その時、「今学んでおいた方が良い」と思ったので、座学と実技講習を受講したのです。3日間かけて座学は開催されたのですが、当時、彼のテキストの数分の1も理解できていなかったな、と今思います。東洋医学と西洋医学的な鑑別を学んだ今だからこそ分かることがたくさんあり、祖父の残した本は、これから熟読かつ読破したいと思っています。

 <鍼の技術>

  杉山元一先生は大正13年生まれ。昭和と平成を経て令和に至るまで、先生は人生をかけて東洋医学を追究していらっしゃいました。いつでも革新的なアイディアに満ちていて芸術家然とした生き様です。先生は、基本のおさらいから 手の強さ、鍼の番手(太さ)の選び方、鍼の操作、刺激の方法、治療に必要なことの全てを、私の手を取って、鍼を持つ指の圧や感触に至るまで一つひとつ細かくレクチャーして下さいました。東洋医学や漢方の用途。残念ながら2024年に99歳で他界されましたが、先生の知恵と経験を受け継いでいきたいと思います。

<治療風景>
Myaku-shin.jpeg
脈診と経絡の特性は、祖父に習いました。
Fuku-shin.jpeg
東洋医学では脈やお腹の状態を注意深く観察します。
facial-acupuncture .jpeg
美顔鍼は私の得意分野のひとつです。
facial-acu.jpeg
facial-acu.jpeg
私の打つ美顔鍼は、いろいろな種類があります。
Genichi-Sugiyama.jpeg
Lunch.jpeg
杉山元一先生と、お正月2020年。​
昼食は豚カツやお蕎麦屋さんに連れて行ってくれます。
食事の時も、漢方や東洋医学の、人生観
​いろいろなレクチャーがあります。
7195FF10-343F-462F-92F8-0FEBE9EF286B.jpe
4B409EB0-0063-47FF-956E-C12B955D36A9.jpe
5F32890E-3DEB-45B1-AE5C-C0C5425D3676.jpe
漢方の調合は、患者さんの症状によって匙加減を決めていらっしゃいます。
​薬によってグラム数やドース、引用する本が違います。
インターネット情報と古典を比べ、齟齬を見ています。
「こう書いてありますけどね、本来ならばこの薬は〜…」

Copyright © 2026 Studio Tapiyon  All Rights Reserved 

 
  • Instagramの - ホワイト丸
  • w-facebook
  • ホワイトYouTubeのアイコン
Studio Tapiyon
bottom of page